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二月花形歌舞伎



舞台稽古も無事に終わり、いよいよ初日を迎えました。私は夜の部「油地獄」の母・おさわを勤めますが、今回が二度目です。前回の歌舞伎座では、遊女小菊とおさわ、二タ役勤めていましたが、今回は「おさわ」一役を勤めます。これは私の好きな役で、前回は自分から買ってでました。よく考えてみると、おかちと云う、数え歳十五の娘の母親なので、今回は前回より少し若くして演じます。古典歌舞伎の母親役はつねに老女、まあ昔は四十歳を過ぎると老人あつかい、現代の四十歳は「おんな盛り」、今と昔とではかなり違うと思います。その辺りも考えて、ほど良い形で演じたいと思っております。

明日は初日「ル・テアトル」

二十八日から始まった「お稽古」も順調に進み、今日は「初日通り舞台稽古」です。今回の「油地獄」は序幕の「野崎まいり」にも色んな工夫があり、最近は「殺し」までしか上演されませんが、豊島屋のあとに「新町」大詰「豊島屋」まで上演します。ただ昼の部の「お染」共々「全席完売」状態なので、今からではなかなかご観劇願えないようです。キャバスティーも695席、楽屋も狭く少なく、歌舞伎には向かない劇場ですが、そういう条件だからこそ、普段は味わって頂く事の出来ないような「楽しい芝居」になるように、一座一同頑張っています(^O^)

初春興行千龝楽



松竹座初春興行も、おかげさまで今日二十六日、めでたく千龝楽を迎え、浅草を打ち上げた倅と入れ違いに、来月は東京のル・テアトルに出演します。今月は夜の部で雛衣という若い役を勤めさせていただきましたが、来月は一転「油地獄」の母親です。銀座のル・テアトルは以前「若衆歌舞伎」を公演した、思い出深い劇場で、今回も染五郎君・亀治郎君と云う、若い二人の奮闘公演です!松竹座や南座とはまた違った雰囲気の、若さあふれる舞台をお楽しみください!

千龝楽



地元道頓堀での初春興行も、今日千龝楽を迎えました。松竹座の開場以来、毎年正月の道頓堀で歌舞伎が公演され、そこに出演させていただくのは、本当に嬉しゅうございます。今日の千龝楽、心をこめて勤めさせていただきます!

松竹座初春興行



松竹座初春興行も間もなく千龝楽、何かお話ししなければ…と思いつつ、なんと云ってお話しすることもなく、毎日淡々と舞台を続けています。おかげさまで連日大入りで、何のアクシデントもなく、一座一同、元気に頑張っています。今月の私の出番は、昼の部の「男の花道」の最後の幕と、夜の部の一番目「御座船」なので、ゆっくり楽屋入りして、早く終わるので、時間的にはとても恵まれています。ただ舞台が終わるのが4時半なので、6時半からの食事会まで2時間、時間をつぶすのが少しやっかいですが、終演後京都でのご招待の時は、ちょうど良い時間になります。昼夜の演目に出て、こういう事は珍しいことです。昼の部では料亭の女将、夜の部では「姫」を勤めていますが、考えてみれば、この歳でお姫様を勤めさせていただくと云うことは、とても有り難いことだと思っています。いつまでも「お姫様」が出来るように、そして「老け役」も、ともに自然にこなせる役者でいたいと思っています。宜しくお願いいたします。
プロフィール

片岡秀太郎

Author:片岡秀太郎
二代目 片岡 秀太郎
昭和16年9月13日
大阪府大阪市生まれ
屋号は松嶋屋
定紋は七つ割り丸に二引、替紋は追いかけ五枚銀杏
本名は片岡 彦人(かたおか よしひと)

十三代目片岡仁左衛門の次男
1946年(昭和21年)10月京都南座で『吉田屋』の禿役で本名の片岡彦人で初舞台
1956年(昭和31年)3月大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名

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