「道明寺」

今日、二十六日から三月興行の稽古にはいりました。今回の道明寺は、父仁左衛門の十七回忌と守田勘弥おじさんの三十七回忌の追善狂言として、仁左衛門の菅相丞、玉三郎さんの覚寿に、我當の輝国、私の立田の前という配役で上演しますこの道明寺の菅相丞は父の最高の当り役として、いまたに語り継がれていますが、当代の仁左衛門も、立派にその心を受け継いでいると思います。玉三郎さんの覚寿はもちろん初役ですが、仲の良かった親々の子供同士が、その仲の良さも受け継いで合同で追善狂言を上演することはとても嬉しく、親達も喜んでくれていると思います。父が最後に相丞様を勤めたとき、私は刈屋姫を勤めていたのが、ついこの間のような気がしますが、あのおりの感動をいまだに忘れる事ができません。そして「私は幸せものだな~」としみじみおもいます。七十に手が届こうとしている今でも、いまだに「お父ちゃんに逢いたい!」です…。そして思うことは、私も子供たちに、そんな風に想われる親になりたいですが、…、これはちょっと無理なようです(+_+)。

プロフィール

片岡秀太郎

Author:片岡秀太郎
二代目 片岡 秀太郎
昭和16年9月13日
大阪府大阪市生まれ
屋号は松嶋屋
定紋は七つ割り丸に二引、替紋は追いかけ五枚銀杏
本名は片岡 彦人(かたおか よしひと)

十三代目片岡仁左衛門の次男
1946年(昭和21年)10月京都南座で『吉田屋』の禿役で本名の片岡彦人で初舞台
1956年(昭和31年)3月大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名

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