千穐楽





松竹座二月花形歌舞伎も盛況の内にめでたく千穐楽!皆さまの御支援、本当に有り難う御座いました。今月の松竹座は歌舞伎興行としては愛之助の初の座頭公演で、関西からは壱太郎・薪車、東京からは松也、梅枝・萬太郎兄弟に巳之助、種之助というこれからの歌舞伎界をしょってたつ若手の一座に私・翫雀・吉弥が加わり、新歌舞伎を上演しましたが、おかけ様で昼夜共に好評で、歌舞伎のご贔屓にも、初めて歌舞伎をご覧になった方にも喜んでいただき、予想以上の大入りの内に千穐楽を迎えられたことは本当にありがたいと思っております。特に今月嬉しかったのは梅玉さんの部屋子の梅丸が、美しく・いじらしく好演した事で、ちょっと注意すると翌日にはすぐに直り、日に日に上達して、一緒の幕にでていてとても楽しかったです。それと弟子の千壽、りき彌も大役を無事に勤め、千蔵は「立師」として八犬伝の立回りを創りました。今月で役者を辞める千志郎も有終の美を飾らしていただき、松之丞を始めとする一門の仲間が私の楽屋に集まり、前途を祝福され餞別を貰い、拍手をもっておく
られました。歌舞伎を去って行く役者をこのように送り出す例はなく、いかに千志郎が一門から愛されていたかと思うと同時に、松之丞を始めとする秀太郎・愛之助一門の弟子たちの優しさに、ちょっと「じ~ん」となりました。ご贔屓の方々にも温かく送られた千志郎…宮田真志!立派な料理人になって欲しいと思っております。と言う内に中三日で御園座の幕が開きます!3月も宜しくお願い致します。
プロフィール

片岡秀太郎

Author:片岡秀太郎
二代目 片岡 秀太郎
昭和16年9月13日
大阪府大阪市生まれ
屋号は松嶋屋
定紋は七つ割り丸に二引、替紋は追いかけ五枚銀杏
本名は片岡 彦人(かたおか よしひと)

十三代目片岡仁左衛門の次男
1946年(昭和21年)10月京都南座で『吉田屋』の禿役で本名の片岡彦人で初舞台
1956年(昭和31年)3月大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名

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