雪の対面!


復活狂言「吉例壽曽我・鴫立澤対面」通称『雪の対面』。「壽曽我対面」のパロディで、橋之助・福之助・歌之助三兄弟の襲名披露狂言。小林朝比奈が曽我兄弟と祐経奥方を雪の中で引き合わせる芝居で、誰も観たことのない狂言。関係者一同工夫をかさね、芝居好きの方にも、歌舞伎を初めてご覧にも楽しんでいただけそう…、稽古を重ねる内にそういう気がしてきました!。

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楽しみです♪

誰もみたことがないお芝居の復活だったのですね!楽しみが増してきました。

チラシのあらすじをみて輿から降り立つ梛の葉様、どんなお姿かしら?きって恨みを晴らせよ兄弟みたいな台詞仰ったりするのかしら?と妄想中です~(^^)
初日拝見するのを楽しみにしております!
すっかり寒くなり雪の対面に相応しい気候になってまいりました。御身体にお気をつけてお稽古頑張って下さいませ。

行きの元気。帰りの満足。《稽古》

おはようございます。
お疲れ様です。大変ですね。
昼の部は、雪で統一かと思いましたが、間に梶原平三誉石切が入るのですね。
元気で、すごされますように。

梛の葉さま

 新年は、めでたく「対面」で幕開けというのが恒例ですが、今回は工藤でなく奥方のパロディと聞いて、興味と期待が。
 奥方にするパロディなら、「女暫」とか「をんな忠臣蔵」みたいかと思いますが、そこで気になったのは、実在の工藤の奥方のことでした。
 歌舞伎と史実とを重ねてはいけないけれど、私の悪い癖で、つい史実が思い浮かんでしまいます。
 工藤祐経は伊東荘を相続し、後見人でもあった義理の叔父の伊東祐親の娘と結婚しますが、都で平氏に仕えている間に、もとの持ち主だった祐親に所領も妻も奪い返されてしまいます。奪還を試みるも失敗。祐経は祐親の嫡男の祐泰を殺し、この祐泰の子が十郎・五郎で仇討ちを果たすのですが、ここで気になるのが、工藤祐経の奥さんです。実父によって夫から離される万劫御前にすれば、祐泰は兄、祐成の十郎、時致の五郎は甥になるわけで、私はこの万劫御前という悲劇の女性に関心があり、それこそ彼女を主人公にした芝居があってもいいと思っています。
 さてそこで、今回のお芝居は秀太郎丈が工藤の奥さんと聞いた時に、もしこの悲劇の万劫だったら、とてもパロディだといって楽しんではいられないと。そこでまた調べてみました。すると、やはり工藤は、のちに再婚。その女性は「他」とあるだけで名前もわかりません。しかし、その女性こそが今回の、秀太郎丈がなさる「妻」なのですね。しかも「梛の葉」という素敵な名になり、雪の中で十郎五郎に、工藤さながらに狩場の切手をあたえるという、なんとも素敵な女性になるのですね。となると、彼女もゆくゆくは夫祐経が討たれれば未亡人になる運命ですが、そんなことを見せずに今はかっこよく切手をあたえるという、なんともいえない立派な女性。そして、新年の幕開けと、襲名の若い3人を祝う狂言、しかもだれも見たことのないという舞台とは、見る前からわくわく、期待満開です。ご熱演くださいませ。
 梛とは常緑樹のめでたい木といわれ、葉をかたどったお守りもあり、静岡の裾野市には「梛の葉」という有名なお店もあるそうです。

初芝居

工藤祐経を奥方に置き換えての舞台を想像していましたが、雪の舞台とは!
秀太郎丈が主役にふさわしい美しい舞台に期待が膨らみます。

襲名披露されるお三方にもまたとないはなむけとなることでしょう。

初芝居が意趣に富んだ曽我物になるとは嬉しい限りです。伺う7日が待ち遠しいです。

プロフィール

片岡秀太郎

Author:片岡秀太郎
二代目 片岡 秀太郎
昭和16年9月13日
大阪府大阪市生まれ
屋号は松嶋屋
定紋は七つ割り丸に二引、替紋は追いかけ五枚銀杏
本名は片岡 彦人(かたおか よしひと)

十三代目片岡仁左衛門の次男
1946年(昭和21年)10月京都南座で『吉田屋』の禿役で本名の片岡彦人で初舞台
1956年(昭和31年)3月大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名

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