中日

おかげ様で無事に中日を迎え、後十二日間になりました。昨日の夜の部は全館貸し切りでした。貸し切りの場合、何故かお客様の拍手がないので、面白いことに、それはそれで『間(ま)』がつまり、けっこう締まった舞台になりました。今日は一転、素敵な観客でたいへん盛り上がった芝居になりました。微妙も毎日頑張っております。恵子さまの『微妙は何時偽首と気付くのか?』とのご質問ですが、別に原本にも、現台本にも指定はありません。あくまでも役者の感性です。私は義太夫の『とっくとあらため、故実を守り』というくだりで、盛綱と同時に(盛綱の邪魔にならないように、お客様の目に入らないように)見るようにしています。だいたい丸本ものは浄瑠璃で語る以外「ト書き」はないので、それぞれの役者が工夫するので、いろいろ違いがあって面白く、決して「正解」も「間違い」もないのです。

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No title

もう中日とか。早く拝見したい想いにかられております。名古屋の初役時拝見していいなぁと感心したので、今月は弟君盛綱とあって、観劇大変な楽しみです。

No title

 中日おめでとうございます。
 昨日の日経と朝日に劇評が出たと東京の友人からメールがありましたが、残念ながら田舎には中央紙の夕刊が入らなくて。でも今日の毎日新聞のはネットで読めました。「秀太郎の微妙が母の複雑な思いを聞かせた」とあって嬉しかったです。
 さて、先日「微妙様はどこで偽首と気づくのでしょうか?」と書かせていただきましたら、さっそくご懇切なご回答を賜り、恐縮と喜びとで感涙に咽んでおります。よくわかりました。有難うございました。
 先般のお話で、障子を開けて注進を聞いたあと、盛綱から「討死せんこと眼前たり。…仏間でご回向なされかし」と言われ「盛綱」とただ一言の微妙様、いかばかりかと。ところが予測に反して偽首だったと知ったときの驚き、想い…でも盛綱のように表情で反応しないので一層胸に迫るものが大きくなります。演じておられるお気持ちの万分の一も察せられぬ自分の不甲斐なさを申し訳なく思うばかりです。
 ほんとにご回答有難うございました。
プロフィール

片岡秀太郎

Author:片岡秀太郎
二代目 片岡 秀太郎
昭和16年9月13日
大阪府大阪市生まれ
屋号は松嶋屋
定紋は七つ割り丸に二引、替紋は追いかけ五枚銀杏
本名は片岡 彦人(かたおか よしひと)

十三代目片岡仁左衛門の次男
1946年(昭和21年)10月京都南座で『吉田屋』の禿役で本名の片岡彦人で初舞台
1956年(昭和31年)3月大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名

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