みずゑ會
京都宮川町の「みずゑ會」を観てきました。知ったお客様や芸舞妓さんも大勢で、開演前から華やかなな雰囲気の内、舞妓さんたちの「菊づくし」、続いて若手きれいどころの「大津絵藤娘」。曲は長唄の藤娘のままですが、藤娘が四人に若衆(鷹匠)の五人の踊りで、花柳界ならでわの美しさでした。その次の清元の青海波も、須磨の浦のような背景に、海女(あま)や春日局(かすがのつぼね)や腰元が登場すると云う、大変変わった構成でした。そして十五分の休憩ののち、長唄の「賎機帯」、これは振りこそ違え、いつもの賎機帯でした。そして最後が恒例の「宮川小唄」、黒の紋付で舞う十六人の艶やかさは素晴らしいものでした。終演後は祇園新橋の料亭に連れて頂きましたが、白川、巽橋からの夕景色がとても美しく、思わずシャッターをきりました。みずゑ會は、結局四日間とも鑑賞することになり、明日は違うプログラムで、今日賎機帯の斑女を踊った富美蝶さんが地方(唄)に回り、青海波を語り賎機帯を唄ったふく葉さんが「供奴」を踊り、藤娘を美しく舞ったふく光さんが笛を吹きます!これも又楽しみです。