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六十年目の顔見世

初めて顔見世に出していただいたのは昭和二十五年なので、今年の顔見世は六十年目になります。昭和二十五年頃の顔見世は今のように東西合同でなく、東京の吉右衛門劇団や菊五郎劇団の単独公演で、関西の役者は出演していませんでしたか、この昭和二十五年は関西から子役の私が出していただき時蔵おじさんの『実録先代萩』の「亀千代」を勤めさせていただきました。六十目の今年は『佐々木高綱』の「おみの」と『封印切』の「梅川」を勤めさせていただきます。おみのは二回目ですが梅川はずいぶん勤めているので何回目かは覚えていませんが、初めて勤めさせていただいたのは十代前半の巡業のおり、父仁左衛門の忠兵衛で、毎日がとても幸せだったことを覚えています。おみのは数え歳二十三歳、梅川は二十歳になるやならず、ともに四十歳以上若い役ですが、「若くみせよう、可愛くみせよう」と無理〓に思うとあざとくなるので、ただその役になりきって素直に演じたいと思っております。おみのは「新歌舞伎」梅川は「近松もの」役柄も性格もまるで違う役なので演じるもの
としてはとても〓楽しみですただ梅川はこれが最後になると思うので、やはりそれを意識してしまうと思うのですができるだけ『平常心』で勤めたいと思っております。

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No title

伝統ある京の顔見世60年おめでとうございます。
 お話にある「亀千代」の初日の、いじらしい奮闘ぶりを実際目撃していた
私の友人がいます。「あの子は大したもんどした!!」と。
芝居の話になると、彦人時代の名子役振りが話題になり、現在の
素晴らしい役々に話の花が咲きます。
  あのかわゆく一途な梅川は秀太郎さんしかありません。
 だから、まだまだ演じていただかねば。
楽しみに致しております。

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はじめて書かせていただきます。
梅川、これが最後などとおっしゃらないでください!!
せつないやるせないかわいらしいあの表情は、女の私が見ても
心を揺さぶられます。沼津のお米の時もあの泣きそうな切ない表情にぐっときました!
わざとらしくなく、押し付けがましくない、なのにあんなに見るものの心をぐっとつかむのは、やはり長く舞台に立ってらっしゃるからだと思います。
若い方は美しいかもしれないけれど、なんとなく「作り物」であることがぬぐいきれなくて、やはりそこまではなかなか・・・。若く見せようなど、秀太郎さんにはいらぬ気遣い。いまのままで十分美しいです。
よく考えると今まで舞台を拝見してきて、役柄と秀太郎さんの年齢や性別を意識したことは一度もありません。他の役者さんでは、どうしも「ちょっと無理がある・・・」と感じてしまって舞台にのめりこめないことはありましたが・・・。
梅川、舞台拝見したかったのですが今回は残念ながら行けません。
どうぞお体お大切にご活躍ください!!

No title

皆様同じ思いのようですね。封印切りの梅川、まだまだ演じていただかなければと思います。雀右衛門さんの事を思えば、まだまだお軽も梅川も小春もお半も演じてもらわなければ。同時に上方の女将の雰囲気を一番持っておられるのも秀太郎丈、御弟子さんの中であの雰囲気を出せる方の養成もお願いしたいです。

No title

秀太郎丈 梅川はこれが最後 とは、何を仰います!

このところの、秀太郎丈の益々の充実、そして眼を瞠る艶・色気・可愛さ

役々の華 これから色々ほんものをおみせ頂かねば!!!です。

この言は、撤回をお願い致します。

No title

楽しみにしておりますo(^-^)o

No title

そんな話を聞くと、ますます顔見世が楽しみになりました。
しばらくお邪魔したいと思ってます。どうぞ宜しくお願いします。

No title

初日が近づいて参りましたね。
梅川楽しみです。どうぞ最後なんておっしゃいますな。
忠さんにちょっと意地悪言われたら本気にして泣いてしまう川さん、秀太郎さんのときだけはこちらもつい貰い泣きしちゃいます。
この哀れさや可愛いさを出せる梅川後継者が残念ながら今はまだいると思えませんので、まだまだ秀太郎さんで拝見したいです。
気の強いおみのと哀れな梅川、趣の違う二役楽しみにしております。

No title

秀太郎さん 
 梅川を納められる時は、仁左衛門さんの忠兵衛で。
松嶋屋型で手をとって、になさってください。

No title

芝居好きの思う事は、同じですね。
秀太郎さんは素敵なんですから、「前進あるのみ」に、なさってください。

No title

ひでたろはん そんな早よから何ゆうたはります。
真にええ浄瑠璃もんの女形は あんさんしかおまへんのだっせ。
益々ええもん見せてもらいとおます。

No title

今日、顔見世のチケット朝から電話かけ続けて(リダイヤルボタンてホンマ丈夫やね)ようやくゲットできました。昼夜それぞれと、封印切は2回観たいからさらにもう一枚。楽しみ楽しみ。
弟さんの仁左衛門さんが、26日やってるから26回来てくださいと、よく言うてはりますが、ほんとにやったらどんなんでしょうね。一生に1回やってみたいな。まず体力ないとあかんでしょうね。
プロフィール

片岡秀太郎

Author:片岡秀太郎
二代目 片岡 秀太郎
昭和16年9月13日
大阪府大阪市生まれ
屋号は松嶋屋
定紋は七つ割り丸に二引、替紋は追いかけ五枚銀杏
本名は片岡 彦人(かたおか よしひと)

十三代目片岡仁左衛門の次男
1946年(昭和21年)10月京都南座で『吉田屋』の禿役で本名の片岡彦人で初舞台
1956年(昭和31年)3月大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名

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