中日




演舞場六月興行も今日十七日、無事に中日を迎えました。連日超満員の盛況で、各狂言ともに好評です。私も今日で十三回目の静御前でしたが、演じた後や、夜寝床についてから気づく事や反省することがあります。静御前は源九郎狐が姿を現してからは、じっと物語を聴いているだけで、シドコロとてないのですが、源九郎の話をしっかり聴いて受け止めなくてはならないのは当たり前ですが、ここ数日は狐が姿を消した後、鼓が音を出さないくだりで「人ならぬ身のかほどまで、子故にものを想うかいな~」の台詞の後、オザナリの仕草にならないように、本当に鼓を愛おしく抱き締めるようにしています。正直言って初日からシバラクは、衣装がとても重く感じていましたが、最近は慣れてきたせいか、重さを全然感じなくなりました。が、前にもお話ししたように、「赤姫」のコスチュームで「お姫様」ではない役なので、ちょっとしたところにも気を付けなくてはなりません。公演も後半にかかり、一日一日、心を込めて勤めたいと思っています。

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後半にもみたかったです

私が拝見したときは鼓抱きしめてはいらっしゃらなかったです…。
今のそのやりかたも拝見したいです~
いっそう静御前の優しい心が伝わってきそうですね。
やっぱり芝居は一回切りではなく数回拝見するべきですね…。
蒸し暑くなって参りましたが後半もお体にお気をつけてお勤め下さいませ!

お話とお写真

本当に有難うございます。
色々教えて頂き、嬉しいです。
お写真は どなたが撮られるのですか?
素敵です

私も・・・

もう一度拝見したいなあと思いました。
お役についてより深く考えていらっしゃる取組かたに
敬意を抱きます。真摯な芸が私たちに伝わってくる
ものと思います。
衣装は美しいですが重いのでしょうね。次第に体の
一部のようになってくるのでしょうか??

写真のお背中やはり惹きつけられます!

時節柄お疲れが出ませんように。
プロフィール

片岡秀太郎

Author:片岡秀太郎
二代目 片岡 秀太郎
昭和16年9月13日
大阪府大阪市生まれ
屋号は松嶋屋
定紋は七つ割り丸に二引、替紋は追いかけ五枚銀杏
本名は片岡 彦人(かたおか よしひと)

十三代目片岡仁左衛門の次男
1946年(昭和21年)10月京都南座で『吉田屋』の禿役で本名の片岡彦人で初舞台
1956年(昭和31年)3月大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名

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