巻絹と若菜




国立劇場「毛抜」も無事三日目の公演を終えました。一日二回公演なので、弾正を勤める愛之助は大変だと思いますが、おかげさまで、元気に頑張っています。解説と春風を勤める宗之助君も大変だと思いますが、これも元気です。私は三分足らずの出演時間、一日五回くらいは大丈夫?です。ところで今回の巻絹は三分足らずの出番ですが、本来は幕開きの若侍の喧嘩を止めるくだり、お姫様に付き添うところにも出るのですが、これを若菜と云う腰元と二タ役に分ける演出もあり、今回はどちらにしようかと悩んだ結果、二タ役に分けた方が、巻絹が目立って芝居にインパクトを与えるのと、若菜役で若い役者に活躍の場を与えた方が良いと、今回は若菜に「りき彌」を大抜擢させて頂くことにしました。同期の千壽郎は去年の「瞼の母」や今年の二月松竹座などで良いお役を頂いているので、今回はりき彌にしました。りき彌はこんな大役は初めてなので、なかなか満足にはできませんが、一日一日を大切に頑張って、将来は「求められる女形」になってほしいと思っています。今日も素敵なお客様
でした。「第一回歌舞伎鑑賞教室」の四十数年前から、学生さんたちの鑑賞態度も変わり、とても素直に熱心に、そして楽しんで観てくだり、役者も気持ち良く舞台を勤めております。

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お二人ともに美しい!

若手にチャンスをとお役を分けて差し上げる秀太郎さんのお優しさにじ~んときました。
りき彌さん、頑張って頂きたいです!

第一回の鑑賞教室が国姓爺だったんでしたっけ?錦祥女に秀太郎さんで甘輝に孝夫さん??
拝見したかったです。

関西出身の私が鑑賞教室といって思い出すのは十三代目さんが始められた巡業型の鑑賞教室です。立派な劇場で上演して生徒さん達がそこに集ってくる形の東京と比べ毎日移動して回り舞台などの十分な舞台機構もない市民会館で公演うっての繰り返しの関西はご出演者の皆様のご負担は大きいと思います。
若い観客を育てようとこれを始められた十三代目さん後を引き継いで今も続けておいでの我當さんには本当に頭が下がります。

毎日蒸し暑いですがくれぐれもお身体にはお気をつけ下さいませ。
一日五回でも大丈夫とは心強いお言葉ですが…f^_^;

第一回から~

40数年前から鑑賞教室をお努めになっていらっしゃるとは
凄いことですね!
それにいつも新しいお気持ちで取り組まれる姿勢を
尊敬しております。

本当にお二人とも美しい~
どなたがお写真撮られるのでしょうかお上手ですね。
今日も後姿にKOされました!
一日二回ご出演だとお着物など二回着付けをなさるんですよね?
暑さに向かい大変ではないかとお察しいたしておりましたが
5回でも、というそのお気持ちの若さに力を感じます。

愛之助さんにもエールを送ります!

仰る通り

本当にギンコさんの仰る通り、
載せて下さるお写真それぞれ
撮り方うまいですねぇ。

秀太郎さんの美しい魅力 艶治な様子 がうまく写しだされていて…。 嬉しいです。

勿論 秀太郎さんのお指図もあっての事でしょうが…。
うまい と思います。
プロフィール

片岡秀太郎

Author:片岡秀太郎
二代目 片岡 秀太郎
昭和16年9月13日
大阪府大阪市生まれ
屋号は松嶋屋
定紋は七つ割り丸に二引、替紋は追いかけ五枚銀杏
本名は片岡 彦人(かたおか よしひと)

十三代目片岡仁左衛門の次男
1946年(昭和21年)10月京都南座で『吉田屋』の禿役で本名の片岡彦人で初舞台
1956年(昭和31年)3月大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名

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