嬉しい困惑…




今月の国立劇場、おかげさまで大盛況で嬉しいのですが、切符が全然お取りできなくて困り果てています。それでも番頭が十八日、二十日(7時開演)と二十二日のチケットをわすかに握っているそうですが、他の日にちは全館完売で一枚もないそうです。大変嬉しい事ですが、ご贔屓のご注文を請けられないのは本当に困ります。舞台の方は充実し、学生さんにも、一般のお客様にも、とても喜んで頂いています。それにしても愛之助は元気です。歌舞伎十八番の中で最も大変と言われる粂寺弾正を、息切れすることなく、毎回元気に勤めています。愛之助だけではありません。今月の二回公演で大変だと思うのは、解説と春風の二タ役を二回演じる宗之助君、これも大変でしょうに、彼もまた元気で、全然疲れた様子を見せません。二人とも四十歳になったばかり、頼もしいアラフォーパワーです。しかし今年七十歳の松本錦吾さん、八剣玄蕃を演じていますが、これは弾正の次にシンドイ役です。これを一日二回演じた後、歌舞伎研修生の指導をし、その後、松本流舞踊会の指導をしているそうで、
その元気さには感心、羨ましいかぎりです。私は三分間の出番ですが、衣装は「縫いの振り袖」、帯は幅の広い織物を胸高に「矢の字」に締めねばならず、何よりも五十歳若返らなくてはならないので、それなりに大変で、毎回イロイロ考えながら頑張っていますが、お客様が喜んでくださるのが嬉しくて、松緑おじさんの言葉を胸に、毎日「色っぽく?」頑張っています(前メールの玄蕃の字を間違えていたので、同じ文章ですが改めて送りました)

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プロフィール

片岡秀太郎

Author:片岡秀太郎
二代目 片岡 秀太郎
昭和16年9月13日
大阪府大阪市生まれ
屋号は松嶋屋
定紋は七つ割り丸に二引、替紋は追いかけ五枚銀杏
本名は片岡 彦人(かたおか よしひと)

十三代目片岡仁左衛門の次男
1946年(昭和21年)10月京都南座で『吉田屋』の禿役で本名の片岡彦人で初舞台
1956年(昭和31年)3月大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名

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