総稽古


以前にもお話ししましたが、歌舞伎の稽古は「顔寄せ(宝塚などでは集合)」から始まり「平稽古」「立ち稽古」「附立」「総稽古」そして近年は「舞台稽古」と続き「初日」を迎えますが、昔は舞台稽古はありませんでした。ことに近年は稽古は荒く、いきなり「附総」、「舞台稽古」と2日間のお稽古の場合もあります。前置きが長くなりましたが、今日(22日)は「上方歌舞伎会」の「総稽古」、明日が「初日通り舞台稽古」。この舞台稽古が最後の稽古で、いよいよ明後日が初日です。ふつう総稽古では衣裳は着けないのですが、衣裳方さんの好意で、皆、衣裳を着けてお稽古が出来るので、役に慣れない役者は本当に助かります。総稽古なので義太夫、下座、鳴り物などすべて入りますが、緊張して台詞が速くなり「(三味線の)糸」に乗れない役者もいます。でも一度経験し、色々アドバイスを受けると、舞台稽古では随分改良されてきます。そして初日にはそこそこチャンと台詞が云える子があるかと思えば、中には後戻りしてしまう子もいますが、そういう役者が良く反省し、更に日頃の修行を
積めば、1年後の歌舞伎会で、見違えるほど良くなっていたりする事があります。そんな時は涙が出るほど嬉しいものです。焦ることなく、しっかりと頑張ってほしいと思います。

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上方歌舞伎会

秀太郎丈のBlog拝見しておりますと、若い優を心から慈しみ、愛情を持って育てておられるのが、よ~くわかり、尊敬の念で一杯です。

今年の舞台、とても楽しみです。



またまたお写真有り難うございます!

松王のみ鬘もつけてのお稽古でしたか
皆様の緊張と気合いが伝わって参ります。

魚之棚様の仰るように、文中から若い後進の方々へのご指導者としての愛情が伝わってきて、若手の皆様はお幸せだな~とつくづく思います。

いよいよ明日は初日!楽しみにしております♪

いよいよ

明日は初日!ご出演の皆さんは緊張と楽しみで
ワクワクでしょうね。
暑さが続く中の連日のご指導、ご出演の方々は
きっと胸いっぱいに受け取っていらっしゃること
でしょう。
プロフィール

片岡秀太郎

Author:片岡秀太郎
二代目 片岡 秀太郎
昭和16年9月13日
大阪府大阪市生まれ
屋号は松嶋屋
定紋は七つ割り丸に二引、替紋は追いかけ五枚銀杏
本名は片岡 彦人(かたおか よしひと)

十三代目片岡仁左衛門の次男
1946年(昭和21年)10月京都南座で『吉田屋』の禿役で本名の片岡彦人で初舞台
1956年(昭和31年)3月大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名

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